恋愛サーキュレーションは音階で「シ」の音が使われていないらしい

巷で話題の「恋愛サーキュレーション」。あまりにも可愛い撫子のムービーと、甘い花澤香菜さんのボイスで花澤病患者が続出しているらしい。 化物語 第10話OP『恋愛サーキュレーション』の撫子が可愛すぎて死ぬ。ニヤニヤニヤニヤしてどうしちゃったんだろうな俺。:【2ch】ニュー速VIPブログ(`・ω・´) これはもう半年前のスレだが、今でも話題には上がるのでまだ人気は衰えていないということだ。かく言う我々もPVを持ち込んで歌うのがお約束になっている。 最近こんな記事を見つけた。 本当はちょっと恐ろしいかもしれない「恋愛サーキュレーション」の話 - ポンコツ山田.com なんと、「シ」の音が使われていないという。「え、『ふわふわる ふわふわり』の『る』と『り』はシ(日本における正確な音名はロ)なんだけど…」って思ったら、この曲はホ長調だから、嬰ニの音(ホ長調における音階名はシ)が使われていないということらしい。 今日もやられやく 『化物語』 撫子OP「恋愛サーキュレーション」には"シ"の音がひとつも無い このスレで何を言っているか分からないという人が結構いるので、ちょっと解説しようと思う。本当はピアノがあると楽なのだが…

音楽の音階がドレミファソラシで表されるのは、周知の事実だろう。 さて、音楽には調というものがある。一般的に「ドレミファソラシ」と言われて多くの人が思い浮かべる音は「ハ長調」のドレミファソラシドだ。 ここで、ハ長調と専門用語が出てきた。この意味を説明すると、簡単に言ってしまえば「ハの音を基準にした長調」ということだ。(厳密な定義との乖離は私もそこまで詳しいわけではないのでご勘弁いただきたい) 長調って何?と言われると一言で説明しづらいのだが、すごく噛み砕いて言うと「ドレミファソラシドの流れ」とでも言えばいいのだろうか。厳密な意味を知りたい人は、各自で検索してもらいたい。で、日本ではドレミファソラシのことを本当は音階名という。音階とは、半音を除くと7段階ある音の位置を表すものだ。 で、音には音名というものがついていて、日本ではハニホヘトイロで表される。一般的な人が思い浮かべるドレミファソラシの場合、ド=ハ、レ=ニ…とそれぞれ対応する。 ここで、調が変わると話が違ってくる。例えば小学校中学年くらいで出てくる(はずの)ヘ長調。これはその名の通り、ヘの音を基準にした長調だ。通常「ファ」と呼んでいる音がドになるのだ。ヘ長調の場合、ド=ヘ、レ=ト、ミ=イ、ファ=♭ロ、ソ=ハ、ラ=ニ、シ=ホとなる。 そして、恋愛サーキュレーションは、ホ長調だ。ホ長調のドレミファソラシは、それぞれド=ホ、レ=♯ヘ、ミ=♯ト、ファ=イ、ソ=ロ、ラ=♯ハ、シ=♯ニとなる。 とりあえず楽譜にしてみた。 恋愛サーキュレーションの冒頭 ト音記号の右側にあるシャープ4つのことを「調号」といい、その曲が何長調(短調)なのかを表す。シャープ4つで長調の場合はホ長調だ。 先ほど説明したとおり、ホ長調における「シ」は♯ニである。(厳密に言えば違うのだが、一般的に思われている“レのシャープ”だ。ねこふんじゃったの「ね」の音) 確かにこの音は使われていない。 なんか、書いていて結局理解できない人はこの説明を見ても理解できない気がしてきたw (理解できない人を揶揄しているわけではなく、多少専門的な知識が要る事項を結局専門用語で説明しているようなものということです) うーん、やっぱりピアノとか使わないと説明は難しい…。

どうでもいいが、「未来への咆哮 楽譜」というキーワードで未来への咆哮の音程に飛んでくる人が結構いる。この記事によって「恋愛サーキュレーション 楽譜」というキーワードで来る人が増えるように思えてならないw 無断で他人が作った曲の楽譜をアップするのは違法なので、あくまで「引用」の範囲にとどめてある。