道を覚える方法

「道を覚える方法」でググってこの日記に来た人がいる。実際ググってみると、世の中には困っている人が結構いるようだ。 そこで、私はどうやって覚えているか紹介しよう。私は基本的に地理(特に地名と場所)と道路が好きなので、そうでない人は役に立たないかもしれないが…。

まず、基本的に今自分はどこにいるのかを意識することが大事だ。主要都市の名前と地図上の位置は大体覚えておく。埼玉県で言えば、さいたま市川口市川越市春日部市越谷市草加市熊谷市深谷市秩父市所沢市…あたりだろうか。本当はもっと覚えるべきだが、始めのうちはあまり敷居が高くなってもいけないので。

そして、自分が今なんという道路を走っているのかを意識する。基本的に道路の標識と看板は全部見るように心がける。「標識と看板は全部見るようにする」と聞くと大変そうだが、実際にやってみるとそうでもないことに気付くはずだ。県道と国道の交差点の大部分と、国道同士ならほぼ全ての交差点には青い看板がある。県道同士も主要なところは青看板がある。

そうすると、その交差点を直進するにせよ右折するにせよ左折するにせよ、どの道路に移ったのかは分かるはずだ。

道路を走っていると、時々青い看板に○○(都市名)△kmなどと表記されているのを見かけるはずだ。地図上の主要な都市の位置を覚えておけば○○市まで△kmということは、今は大体このあたりだと分かる。そこで町の名前を表す標識を見かければ、その町と○○市までの距離も分かり、脳内のデータベースが更新される。

そして、帰ってきたら必ず道路地図で自分が通ってきた道を確認する。県道○号、国道△号というのを覚えておけば分かるはずだ。 そうすると、自分が走ってきた道と町の位置関係が分かり、また脳内データベースが更新される。 出かけるたびにこれを繰り返せば、自分が時々行くようなところは頭の中で地図を描いて道が出てくるようになる。ここまで来ればしめたものだ。

もし、ここまで読んで面倒だと思った人。何の手間も掛けずに覚えようというのは天才でなければ無理なのではないか。 直接関係はないが、テレビに出てくるような記憶の達人と言われる人たちも、記憶をするために日々努力している。 始めは大変かもしれないが、ある程度覚えてくると脳内データベースが充実しているので、どんどん手間は減ってくる。 道路を知ってくると、例えばいつもと違うところに行くとしてもいつも覚えている道+αということになるのだ。 そして道を覚えると出かけるのが楽しくなる。