Radeon HD 5770と4350の共存によるトリプルビュー

かつて、AcerASM5201-A32というモデルなどに、オンボードRadeon HD 3200が載っていたりした。こういうパソコンにRadeon HD 4670などのグラボを載せると、四画面出力が簡単にできた。 ここで重要なのは、3200と4670によって四画面出力がされるということ。チップの世代が違っても出来ることがあるのだ。 私の部屋に、RDT223WMが余っている。Radeon HD 5770は三画面出力が出来るらしいが、DVI、DVI、DisplayPortの組み合わせでなくてはだめで、設定もめんどくさいらしい。そこで、同じ銘柄のグラボを2枚挿そうというわけだ。 それなりに自作の経験のある舞夜君やその他の友達に聞いても、「5770と4350の共存は無理じゃね!?」と口をそろえて言う。 私の周りではいらど君だけが、「たぶん出来るっしょ。」という感じだった。しかし、答えたみんなは試したわけではない。「5770 4350 共存」とかでググってもそれらしいサイトは出てこない。ここは、私が一肌脱いで人柱になろうと思った。 そして、ボードを購入した。ちなみに買ったのはGIGABYTEのGV-R435OC-512Iソフマップで3980円のところ、ASUSGIGABYTEフェアで7%引きで3701円だったので。

問題はもう一つあって、私のマザーボードにはPCI Express x16は一つしかついていない。x1ならあと二つ余っているのだが… いらど君に聞いたら、スロットを削ってボードを挿せるようにすればx16のボードをx1で動かすことは理論上できるよと。そういえばそうだった。その手があるのを忘れていた。早速スロットを削ってみたが、うかつなことにピンを曲げてしまった。何とか錐で直してボードを挿してみるが、電池とチップセットヒートシンクが干渉して上手くはまらない。このスロットはグラボを挿すことは想定されていないようだ。(そりゃそうだ) 困った。調べてみたら、こんなものを見つけた。 玄人志向KRHK-PCIEX16toX1 Buffaloダイレクトで1850円だった(12月8日時点)ので即買い。なんと、翌日…つまり今日届いた。普通に3日くらいはかかると思っていたので驚き。 パッケージ パッケージ。キワモノと書いてある。 本体 本体。ICはおろか、抵抗やコンデンサも見当たらない。PCI Expressの規格上必要ないのだが。 グラボに装着 グラボに装着。なんか、普通にPCI Express x1のグラボに見えるw PCに装着その1 PCに装着その2 PCに装着その3 PCに装着その4 PCに装着その5 それぞれ、PCに装着した状態で各方向から見た図。当然この“キワモノ”の幅だけ浮いてしまうので、そこは長いネジで何とかする。この太さのインチネジがなかったので、φ3mm長さ30mmのネジで代用している。 ドライバCDをエクスプローラーで開いて、直接ドライバのセットアップ実行ファイルを起動。 再起動すると、もともとあったRadeon HD 5770のデバイスが開始できなくなったと出たので、ドライバを更新して再起動。 トリプルビュー 見よ!このトリプルビューを!!!(クリックすると大きくなる) 二つとも認識1 二つとも認識2 二つとも認識3 ちゃんと二つとも認識されている。かかった費用は3701+1850+23=5574円。(モニタ代、送料などは除く) お手軽に多画面にしたい人はお試しあれ。