アドホック・モード

無線LANの基本的なことはある程度知っているつもりだったが、うぬぼれだった。 有線LANでは、クロスケーブルを使って、2台のパソコンでデータのやり取りが出来る。 無線LANにはそのような機能はなく、アクセスポイントを介さねばならないと思っていたが、IEEE 802.11にはアドホック・モードという機能があり、これを使うと2台の無線LAN端末においてアクセスポイントを介さないで通信することが出来るらしい。有線LANにてクロスケーブルでつないだ状態のようなものだろう。 なぜこのことを考えるようになったのかというと、無線LAN搭載のプリンターとパソコンをワイヤレスでつなぎたい。ただ、家にはルーターがないができるか?という質問を受けたからだ。 調べた結果、プリンタ側の無線LANの設定をアドホック・モードに切り替えられれば出来るらしい。 このとき、無線LANアドホック・モードというものが存在することを知った。 ちなみに、EPSONとHPの無線LAN搭載プリンタはアドホック・モードに出来るが、Canonは出来ないので注意されたい。 最も、無線LANルーターが無い状態でプリンタの無線LANを使いたいという需要はほとんどないと思うが…。 10月ということでプリンタのモデルチェンジだ。EPSONCANONの最新モデルのミドルレンジであるEP-802AMP640は、標準で有線・無線LANを搭載している。 去年のモデルでは、ハイエンドであるEP-901AとMP980でないと搭載してなかった。MP620という機種もあったが、MP630にはあるCDダイレクトプリント機能が犠牲になっている。 HPは、EPOSONやCANONより前から家庭用プリンタにてネットワーク機能の搭載に積極的だった。 プリンタは、パラレル接続からUSB接続に切り替わったが、そのうちLANで繋ぐのが当たり前になるのだろうか。