LGA775用のファンをSocket478につけてみる

妹から、「PCがいきなりブツっと消えるんだけど。せっかく携帯の待ち受け画像作ってたのに消えちゃった…」と言われた。 ここ最近、使っていると急に落ちるらしい。しかし、イベントビューアを見てもシステムエラーは発生していない。消える直前に青い画面が出たりした?と聞いても出ていないというので、ブルースクリーンも出ていない模様。OSが飛んだわけでもなく、メモリやHDDが壊れたわけでもなさそうだ。 埒があかないので、とりあえずふたを開けてみる。開けた瞬間熱気が漂ってきた。画像加工程度の作業で、熱気が漂うほど熱を出すのは異常だ。試しにCPUクーラーのヒートシンクをさわってみると、熱くてさわれない。 電源を入れてもファンが回らない。つまりCPUクーラーのファンが壊れて、CPUがオーバーヒートしたようだ。もともとこのPCについていたクーラーはとてもうるさくて煩わしかったので、ちょうどいい機会に交換することにした。 「CPUはPentium 4だからソケットはLGA775かな。Core 2 DuoLGA775だからクーラーなんて腐るほどあるな。」と軽い気持ちでクーラーを買いに行き、Apache EP-CD901というクーラーを買った。 理由は1980円で安かったのと、見た目がかっこいいから(笑 どうでもいいが、Apacheと聞くとWebサーバーを思い浮かべる私は病気なのだろうか、いや、違う。Apacheなんて(Web関係では)世界的に有名なソフトだし、普通のことだろう。そうに違いない。

帰ってPCを分解すると、なんとSocket478だった。 マザーボード 分解してマザーボードを取り出した。これはもともと付いていたクーラーを外した状態。なかなか外れなくて、最後はドリルを使って力ずくで外した(ォィ 本当に忘れていた。Pentium 4はSocket 478のものもあったことを…。まだクーラーは未開封なので、交換してもらうことも恐らく可能だが、Socket 478のクーラーなんて売ってないだろう。あったとしても少ないので選択肢に幅がない。なによりこのクーラーは(個人的に)かっこいいのでどうしてもつけたい(笑

クーラーが対応するかどうかは、要はCPUソケットの周りの穴、もしくは固定具にはまるかどうかなのだ。はまらないのであれば、金具などを用いて無理やりはめればいい。 クーラー固定用の金具 もともとクーラーが付いていた穴を利用して金具を取り付けた。これで晴れてクーラーを固定できる。 CPU周りのアップ CPU周りのアップ。この金具やネジ類の合計金額は800円ほど。本当はユニクロメッキで十分なのだが、ちょうどいい大きさのものがなく、ステンレスなんて無駄に高級な材料を使う羽目になってしまった…。ちなみにネジはユニクロメッキである。ネジもステンレスにしたら恐らく1000円を超えるだろう。 ユニクロメッキで同じものを見つけられれば、金具代は500円以下に抑えられるかもしれない。 クーラーを取り付けた図 クーラーを取り付けた図。クーラーについている向かって右側の黒いつまみのような金具がケースに干渉することが懸念されたが、ぎりぎり大丈夫だった。 もともと付いていたクーラーのコネクタがDELLの独自規格っぽいので、仕方ないから半田付けをした。クーラーから出ているコードの途中に青い部分がある箇所がそれである。なお、こんな風にクーラーのコードをぶっちぎって半田付けしたりすると、間違いなく初期不良対応などはしてもらえなくなるので自己責任で。 なるべくならぶっちぎらずに収めたかった… クーラーを横から 横から見た図。これなら、周りのコンデンサやメモリなども冷やしてくれそうだ。1980円で、かっこよくて、CPUの周りの部品まで冷やしてくれる。なかなかいいものではないだろうか。