たまには時事問題でも…その1

イランだかイラクだかでウラン濃縮施設が見つかったとかでアメリカなどがが批判している。国際社会ではそこらへんの国に核開発はするなと言っている。 前から思っていたのだが、こんなの言うことを聞くわけがない。なぜなら、アメリカだって日本だって核開発をしているからだ。 あまり取り上げられないが、日本にだってウラン濃縮施設はある。「ウラン濃縮 日本」とでもググればすぐ出てくる。 アメリカや日本などの国は核開発をしてよくて、イラク北朝鮮はだめなのに正当な理由はない。要は「お前たちじゃ何をしでかすか分からないからだめだ。」ということだ。私がそれらの国の元首だったとしても、そんな言うことは聞かないだろう。 国際社会で核兵器はよくない、なくすべきだとか口ではみんな言っているが、実際の保有国は減らす気はない。核を持っていたほうが外交上などで有利なのは明らかだからだ。自分の国だけ減らしたら、自分たちだけ不利になるから減らしたくないのだ。

核の話が出たのでついでにもう一つ。日本では原子力発電所でちょっとでも何かあるとすぐ大騒ぎする。トラブルを隠したりするのは確かによくないが、ほとんど人命や健康には影響ないようなトラブルでいちいち大問題になれば隠したくもなる。自分が発電所の所長だったらという立場も考えるべきだろう。大問題にならないのならちゃんと報告するだろう、全うな人間なら。 そして、新たに原子力発電所を作ろうとすると、周辺住民は猛反対する。原子力発電そのものに反対している人も大勢いる。日本の発電は50%くらいが火力で、40%くらいが原子力で、残りの10%くらいが水力などその他の方法だということをみんな知らないのだろうかと不安になる。仮に原子力発電所がなくなったら、日本の電気は半分近くなくなるのだ。反対している人は、その代わりにどうするのか提案するか、原始時代の暮らしをするかどちらかしてほしい。 代わりに風力とか太陽光とかでよければ、とっくにそれが広がっているはずだ。危険を承知でわざわざ原子力に頼らなければならないのにはそれなりの理由があるのだ。石油はこれから無くなるのだから、ますます原子力に期待が高まる。核燃料を再利用できる高速増殖炉なども早く実現してほしいものだ。